ダイエットのよくある疑問を解消!意味のないダイエット続けてない?
ダイエットのためだと思う行動が、実は意味のないことだった経験は誰しもあるでしょう。誤ったダイエットを続けるとストレスもたまり、一向に痩せることができません。
意味のないダイエットを続けないためにも、素朴な疑問と回答をご紹介します。
目次
運動をすればやせられる?
スポーツだけでやせることは、まずないと考えたほうがです。
スポーツが効果を発揮するのは、万全な食事方法を行なったときと、インストラクターなどについて、綿密な理論に基づいたプログラムを組んでもらったときです。ライ◯ップなどが有名。
スポーツクラブでメニューをつくってもらっても、"必ず1週間で〜キロ減ります"という数字は出ません。
そして何度もジムに通うのには、かなりの時間と意志の力が必要なのです。
1カ月続ければ、2〜3キロは体重が落ちるかもしれませんが、それを維持していくには何年も通い続ける継続力が必要になってきます。
また、ジョギングなどをする場合でも同じことで、激しい運動をしたあとは、どうしてもビールをぐいっと一杯飲みたくなるものですよね。
定期的に体を動かすのは健康にもいいし、代謝を促して、やせやすい体質をつくることができます。そして、ストレスの発散にもなります。
本当に「やせる」「なりたい体型になる」という目的を考えた場合、スポーツは効果的な手段とはいえないかもしれません。
時間がかかること、継続できないことがストレスになり、結局、食べすぎ飲みすぎを招いて、体型も体重も元のまま、ということが 多いのです。
サウナや半身浴でやせられる?
サウナも半身浴も、汗をかいて体の中の老廃物を出すという意味では、美肌づくりなどに役立ちます。とくに半身浴はストレスの解消にもなり、お風呂から出たあとに体重をはかると、だいたい0.8〜1キロぐらいは減っているので、励みになるかもしれません。
しかし、水分を補給すればすぐにもとに戻ってしまいます。体の皮下脂肪が変化して落ちた数字ではありません。
トイレに行く前と行ったあとで、体重をはかれば数字は違いませんか?それと同じことで、これは、体内の水分が減っただけで「やせた」ことにならないのです。
本当にやせるというのは?
本当にやせるというのは余分な皮下脂肪が落ちることです。
食事と体操によって皮下脂肪を落としたあと、皮膚がたるんでしわにならないようにしたり、きちんと食事をして体内にとり入れた栄養素の残りカスを、入浴をすることで垢として体の外に排出し、「吸収」「排出」の流れをスムーズにすることが大切です。
これによって、いきいきとした美肌がつくられます。
入浴と食事、体操を組み合わせることによって、本来の目的を達成することができます。サウナや半身浴も、決してこれ一つで「やせる」ものではありません。
ただ「半身浴をすると気持ちいい」という人は、週に何度か半身浴をしても良いかと思います。血行をよくし、疲れやストレスをとり除くことは、間接的にはやせることにつながります。
油っこいものは避けたほうがいい?
油抜きダイエットが流行した時期がありました。油っこいものを避ける人は多いようですが、実はこれはよくありません。
油をとらないと肌がカサカサしてきます。若いうちはいいかもしれませんが、年齢とともにその傾向は強くなっていきます。
油をとらないということは、栄養のバランスがくずれているということ。
バランスがくずれると、すぐに空腹になります。
すると、スナック菓子や甘いもので空腹を補おうとするので、かえって太ることになりやすいのです。
油もとるべき食品の一つです
食品の一つと位置づけるほど、油は重要です。天ぷらもから揚げも、食べてかまいません。食べないことがかえってストレスになってしまうからです。
また、カロリー計算にこだわり、油をカットしたり、必要な栄養素をとらなかったりすれば、体調をくずすことになりかねません。
鶏の皮だけでなく、鮮や鮭など魚の皮にも、コラーゲンはたっぷり含まれています。
それらを食べて体にとり入れることで、肌はいきいきしてきます。
食生活がきちんとしていれば、市販の高価なコラーゲンを買う必要などありません。
美しい肌をつくり、健康的にやせるためには、油を上手にとり入れることが必要です。油は「きれいにやせる」ための重要な栄養素。 積極的にとりましょう!
単品ダイエットはなぜいけないのか?
卵だけを1週間食べつづけるダイエット、リンゴやキャベツだけを食べつづけるダイエットというように、単品ダイエットもいろいろあります。
経験した人もいるでしょう。しかし、これは効果の面からも、健康の面からも、おすすめできません。
少し考えればわかりますが、卵だけ、リンゴだけ、キャベツだけといった食生活が続くはずがありません。無理なダイエットの影響は、おそろしいことに、年をとってから出てきます。栄養のいきとどいていない体になり、老化も早くなります。
10代、20代ではそれほど感じないかもしれませんが、30代、40代になるとかならず不調があらわれてきます。
単品ダイエットは、食事の楽しみがなくなります。楽しくない食事を続けると当然ストレスがたまります。
ストレスは痩せる大敵
ストレスフルなダイエット法は効果がありません。
ダイエットには、何より食事の楽しさを重視します。味だけではなく、彩り、季節感、香り、 テーブルウエアにも心を配って楽しく食べることがダイエットの基本なのです。
食事への罪悪感や飢餓感をなくし、食事をダイエットの味方にする。
体に必要な栄養素をバランスよくとって、ストレスをなくします。こうすれば、 どんな人でも必ずやせるのです。おいしく、お腹いっぱい食べてやせる方法でなければ効果がありません。
ダイエットサプリメントは効果がある?
サプリメントやダイエットドリンクについては、単品ダイエットと同じで、空腹感から長くは続けられないと言われています。高いお金を払って買ったからとがんばっても、ローンを払い終える前にリバウンドしてしまうこともあるようです。
また、錠剤についても、その効果はよくわかっていません。
値段に見合うだけの効果が本当にあるのかどうか、よく考える必要があります。
しかし、サプリメント全てが悪いというわけでもありません。
食事では補えない栄養をとるためにサプリメントも必要になります。
しかし、下痢をすると必要な栄養素が腸で吸収されなくなるので、当然、肌荒れにもつながってしまいます。
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一日3食きちんと食べたほうがいい?
ダイエットのためには規則正しい食生活を、という考え方は間違いではありません。
しかし、ダイエットでポイントなのが、食事をとるときは「空腹であること」が必要になってきます。
そうでないと、体に入った栄養素をきちんと消化できません。
そのためには、食事と食事の間隔は、実働6時間以上必要です。実働なので、睡眠時間は計算に入れないでください。
すると、一日の食事は2食でいいことになります。
3食食べることにこだわる必要はないと言われています。
2食でも、きちんと食べていれば、 活動に必要な栄養はバランスよくとれます。体が満足するので、間食も防げます。
規則正しく食べていても、栄養のバランスがとれていなければ、効果はありません。
お腹がいっぱいでカロリーが足りていることと、栄養のバランスがとれていることは違うからです。
たとえば、おにぎりを3個食べると、お腹はいっぱいになります。
一食分のカロリーも摂れます。しかし、栄養的には足りないものだらけです。これではすぐにお腹がすくし、体が満足しないので、心もイライラします。
こういう食事のとり方では、たとえ規則正しく3度食事をしていても、栄養不足、 栄養失調になります。また、一つの栄養素だけが過剰なので、消費できなかった分が皮下脂肪としてどんどん蓄積されて、太ってしまうのです。
規則正しく食事をすることは必要。
しかし、あくまで栄養のバランスを考えたメ ニューで、食事と食事の間はきちんとあける、という条件を満たさないとやせられません。
お腹がすいてから食べるのが「やせる食事」です。
いろいろなダイエット法組み合わせで早くやせられる?
さまざまなダイエット法を自分流に組み合わせることって効果的なようでいて、実はそうではないのです。
なかなかやせられないし、体調をくずしてしまう恐れもあります。
それぞれのダイエット理論には、必ずその裏づけがあります。
合理的な理由があってプログラムが組まれているので、他のダイエット法を組み合わせると、その効果がなくなってしまうのです。
2〜3キロの減量は可能だと思いますが、それ以上を望んだり、部分やせをしたい場合は厳密に実行することが必要になってきます。
効果的な方法だけの詰め合わせはかえって遠回りしてしまいます。目的を一つずつクリアしていくことがダイエットの根本的なやり方ではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたか。
すぐに実行できる簡単なダイエット法こそが一番難しい方法かもしれません。
お肌に悪いという『油』を取らないのも実はその逆で、食生活が豊かであるこそが、ダイエットの最大の近道でもあるんですね。