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どうして、人はエレベーターの中では会話をしないのでしょうか?

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たとえば、自分の靴をじっと見る。ちらっと天井に目をやる。エレベーターのボタンのパネルを、あたかも暗号解読表でも見るように、しげしげと観察する。

見知らぬ人とエレベーターの中で過ごす一分間は、ジュラ紀のように長く感じることがあります。

たしかに、困惑したり、押し黙ったりする人ばかりではなく、パーティにでも出席したみたいにおしゃべりする人もいます。少数ながら、積極的にばかをやる人もいて、その迷惑千万なおしゃべりを考えれば、なぜたいていの人がエレベーターの中で話をしないのか、 根本的で最も重要な理由とは。

1.無礼である

無礼である

三人以上の人間が乗り合わせたエレベーターでは、鼻をつき合わせる距離にいながら、誰かひとりと話して残りの人を無視するのは礼儀を欠く態度であるということ。

しかし、乗り合わせたのがたったひとりの場合でも、人はたいていは押し黙っているのだから、以下の第二の理由が考えられます。

2.愚かである

愚かである

エレベーターで会話しようとしても、短く寸断されるのだから、 あまり意味がありません。つまりそこでの会話は精神エネルギーの無駄というわけなのです。

私たちは、精神のエネルギーを胸の内に蓄えておこうとする傾向にあります。意識しているにせよしていないにせよ、日常生活の中で会話しようとする相手の範囲を制限しようとするものです。

仮に誰かと『エレベーター会話仲間』の関係になったとしましょう。

しかし、そうすると、今度エレベーターに乗ったときに不愉快な葛藤が生まれるかもしれないという心配が生じます。その新しいエレベータ ー友達と乗り合わせたとき、別の人がいっしょだったらどうするでしょう。

押し黙って失礼な態度はとりたくないし、かといって、無遠慮にベラベラ会話もしたくはないし。などいろいろと気を使って疲れちゃいます。

これだけでは、エレベーターに乗ったときのあの緊張感は説明できてませんね。

3.私有空間の侵害

私有空間の侵害

人間はみな、それぞれの周囲に自分の空間をもっていて、この空間が何かによって侵害されると、緊張したり不快になったりします。 その空間は具体的にどれくらいの大きさかというと、アルバータ大学の社会学レスリー・ヘイダックの研究によれば、70㎝以内に他人が侵入したときに、はっきりとした不快感を覚えるといいます。

この不快感は約50㎝から顕著に増加し、30㎝以内になれば、正面から他人が侵入する場合に限れば、 事実上がまんできなくなるらしいです。

ただしこの不快感は、顔の正面では大きく、横や後ろからでは小さめになります。

だから、他人に自分の空間を侵害されたと感じる人は、体の向きを変え、話をするときも横を向く傾向になります。

自分の空間が侵害されると、たとえそれがエレベーターの箱に乗り込むときであっても、私たちは目覚めます。

緊張したり、警戒したり、感覚器が敏感になったり、という意味で「目覚める」のです。だから、エレベーターの中では、時の進行があんなに遅く感じられ、また沈黙の存在に気づかされるのであります。

おわりに

パーソナルスペースは、他人に近付かれると不快に感じる空間のことで、パーソナルエリア、対人距離とも呼ばれます。このパーソナルスペースと言うのは、心理的な縄張りのようなものです。

自分の縄張りに他人が入ってくると不快な気持ちになったり嫌悪感を抱いたりします。パーソナルスペースの狭い人からすると、「拒絶されてる?」「私の事嫌いなのかな?」「もっと近づきたい」「相手の事をもっと知りたい、全部知りたい」などと感じて寂しく思うことがあるかもしれません。