香りを嗅ぐだけで脂肪燃焼!グレープフルーツがすごい理由
ダイエット成功へのカギは気軽に続けられること。
香りをかぐだけでダイエットができたら、こんなに楽なことはないですよね。
実は、グレープフルーツのあのみずみずしい爽快感あふれる香り、朝にかぐだけでダイエットに効果があることがわかってきました。
グレープルーツが脂肪燃焼や疲労回復に効果がある秘密をご紹介します。
目次
グレープフルーツが美容とダイエットに良い理由
「グレープフルーツの香りは、脂肪組織に分布する交感神経にも働きかけ、興奮させ、その活動を高めます。その結果、体温は上昇し、からだが温まります。脂肪の分解が亢進し、体重が減少します」
『病気にならないための時間医学』(大塚邦明著/ミシマ社)
交感神経の働きが活発になると、UCP(脱共益たんぱく質)というたんぱく質が生み出され脂肪の燃焼に働きます。
褐色脂肪細胞というところにあるたんぱく質で、運動しなくても脂肪をエネルギーに変えることができる働きを持っています。
しかし、成人のカラダの中では、首筋と背中にごく少量しか存在しておらず、その量も個人差が大きいようです。
香りの成分『ヌートカトン』と『リモネン』に注目
交感神経を活発にするグレープフルーツの香り成分である「ヌートカトン」と「リモネン」は、オレンジやミカンなどの柑橘類にも含まれています。
これらの柑橘類の香りを朝にかくことで、交感神経の働きを活発にさせ、体内時計を休息モードから活動モードに切り替えることができます。
また、酸味のもとであるクエン酸はエネルギー代謝を活発にします。
食物繊維のペクチンは、コレステロールや中性脂肪を吸着して排泄する働きがあります。
朝食時に柑橘類の香りをたっぷりと楽しみながら味わって、UCPを増やし、太りにくいカラダ作ることができるのです。
柑橘系ならどんなフルーツでも良いの?
グレープルーツなどの柑橘類は、ほかにもビタミンC、ビタミンP、クエン酸、ペクチンなど脂肪燃焼に関与する栄養素が豊富にあります。
中でもグレープフルーツには、苦味成分である「ナリンギン」が食欲を抑えて少量の食事でも満腹感が得られる効果あるので、ダイエット中なら、空腹によるストレスを防ぐと言われています。
そして、ビタミンCも豊富で、脂肪の燃焼に必要な「カルニチン」という物質の原料となっています。そしてビタミンPはビタミンCの吸収を高める働きがあります。
フルーツの適量は1日200g程度に
グレープフルーツなら約1個、ミカンなら約2個、オレンジなら約1.5個です。
各々に相当するカロリーは、すべて約80kclで、 1日の適正量です。
グレープフルーツダイエット法
気になるダイエット方法ですが、実に簡単なやり方ですので、試す価値はあります。
まず、食事の前にグレープフルーツを食べます。
そして食べる時に必ず香りを嗅いでから食べます。その2つだけでOKです。
グレープフルーツは1日1個、3等分に
1回の食事の前に食べるグレープフルーツは3分の1カット。
これを朝、昼、晩と3回繰り返し、1日で1個食べるようにします。
間食として食べたり、食事代わりに食べるのは意味がないので、必ず、食前に3分の1カットを食べるようにします。
食事の直前に食べるのが理想ですが、なるべく30分以内に食べることが大切です。
30分以上経ってしまうと、間食になってしまうため、食欲の抑制効果がなくなります。
また、しっかり噛んで飲み込むように意識します。噛むことで満足感が増します。
食べる前に香りを嗅ぐ理由
グレープフルーツの香りには、脂肪の燃焼に必要な「カルニチン」が含まれています。
それらを嗅ぐことで、食欲の抑制を増し、メインの料理を少ない量で済ますことができあるのです。
香りを楽しんだら、グレープフルーツを召し上がり、朝食、昼食、夕食の食前にしっかり食べます。
グレープフルーツを食べたからといって、食事を抜いていいわけではありません。
栄養不足で体調を崩してしまうのでやめましょう。
普段の食事量を減らすサポートをするのがグレープフルーツの役目です。
注意
消費カロリーが摂取カロリーを上回らないと、とうぜん痩せることはできません。
グレープフレーツを食べることにより、食欲が抑えられるのは事実です。
他の余計な食事をする必要がなくなるため、効率的にダイエットに向いているということです。
飲むグレープフレーツもおすすめ
できれば、グレープフルーツ1個丸ごとが理想ですが、飲む形で摂取したいという人もいるかと思います。
市販のジュースは、果汁成分が薄まってしまい、栄養が含まれていないため、おすすめしません。
そこで、飲むならスムージーがおすすめです。
豆乳やトマトジュースに加えてスムージーにすると、他の栄養も利用したダイエット効果が期待できます。
生活に柑橘系の香りを
いい香りは、嗅ぐだけで幸せな気分になりますよね。
グレープフルーツは脂肪燃焼に効果的だとご紹介しました。
他にも、柑橘系の香りは人の感情や行動、記憶を司る大脳辺縁系に直接働きかけ、さまざまな効果を与えることができます。
口から摂取する方法ではなく、香りから精神的にリラックスできる効果をご紹介します。
アロマテラピーやお香のかおりで体も心もリラックス
柑橘系の香りはリラックス効果が高まり、睡眠の質が高まると言われています。
自分自身が安心できる香りであれば、それが一番です。
アロマでリラックス効果が高まることで、体内循環機能が高まります。
よって、余分な脂肪や老廃物の排出につながるのです。
ダイエットにおすすめ精油
ペパーミントは虫除けや殺菌作用があることで有名です。
またダイエットには交感神経を活性化させると言われており、脂肪細胞に脂肪を分解する働きを促します。
グレープフルーツに含まれている「ヌートカトン」という成分によって、内臓脂肪蓄積を抑制する働きがあります。
レモンの香りもグレープフレーツ同じく食欲を抑えてくれる効果があります。
さらに、血液の流れをスムーズにする作用があり、血行促進や高血圧にも効きます。
食前や、とにかくリラックスしたい時に使用するのがおすすめ。
勉強や、仕事でもアロマは大活躍します。机の上にフューザーを置くことで、香りで癒されるのもGOOD。
睡眠におすすめ精油
人気の高い香りはやっぱり「ラベンダー」
フローラルで優雅な香りが特長的です。
緊張やストレスを和らげ、気持ちを落ち着かせてくれます。使うことで香りが脳を刺激し、眠りに入りやすい副交感神経を優位な状態にすることができます。
日本人に馴染み深い香りの一つ「サンダルウッド」。
白檀の香りとしても人気です。
神経の緊張と不安を和らげるため、深い睡眠がなかなかとれにくいときには有効にです。
ベッドに入る10〜15分前に、ディフューザーのスイッチを押すのがベストタイミング。
火を使った、オイルウォーマーなどは、倒れて火事になる危険もあるので、睡眠時の使用はあまりおすすめしません。
まとめ
いかがでしたか。
柑橘系のフルーツには、脂肪を燃焼させる効果が期待されるので、ダイエットに向いているのではないでしょうか。
ダイエット以外にも香りは精神的な部分にも効果あるため、様々な用途で活用できるかと思います。