肌のカサつき予防とその原因 - 緑黄色野菜と必須脂肪酸で乾燥肌対策!
お肌のトラブルに必需品といえるのがコスメ化粧品ですよね。
しかし、高級コスメは栄養が多いというわけでありません。
年齢層によって油分が肌に合わないということがあります。
お肌のカサつきは外側からではなく、内側から根本的に改善することが大切です。
ここでは肌のカサつきの原因と予防策をご紹介しています。
目次
肌のカサつきには、 高価なクリームよりも、お肉
20代や30代の頃はどんなに肌がみずみずしかった人でも、年齢とともに、肌はどうしてもカサついてくるものです。
残念ながら、どんなに高価なクリームを塗っても、肌のカサつきを根本的に改善することはできません。
それは、肌しっとりした肌を保つためには、がカサつく原因は、肌の水分量の問題が大きいからなのです。
肌のカサつきの原因
肌の一番上にある角質層という部分の水分量が少ないことが、肌のカサつきの大きな原因だと言われています。
しっとりした肌を保つためには、肌の外側からクリームで脂を補うことよりも、肌の内側から角質層の水分量を十分に保つことのほうが、より大切だということです。
肌の水分量を十分に保つためには、食事でアミノ酸のもとであるたんぱく質をしっかりとることが何より大切です
それは、肉・魚・卵・大豆・大豆製品が有名です。
肉・魚・卵・大豆・大豆製品の過食はカラダや肌のためによくありませんが、 毎日適量食べることは、たんぱく質を十分に補充するために必要です。
目安として、 肉や魚なら50〜100g程度、卵は1コ、大豆・大豆製品ならば木綿豆腐3分の1丁 (100g)程度を1日の中で、朝食、昼食、夕食の3食に振り分けて食べることが大切なのです。
1日に適切な分量を食べることなんて無理!という人も多いとおもいます。
それらはサプリメントなどで補うことも可能なので、知識として覚えておくと良いでしょう。
乾燥肌を予防するための、 緑黄色野菜と油
寒い季節になると、多くの人が悩まされる乾燥肌。
健康な肌の人でも乾燥肌になりがちですが、人によっては、春や夏でも、乾燥肌になることがあります。クリームを塗ったり、保湿をするときには意外な原因が隠れている可能性があります。
それは、ビタミンAの不足。
ビタミンAが不足すると、汗腺と脂腺の機能が低下して皮脂膜がうまく作られなくなります。
また、肌の角化が不安定になり、角質の保湿機能が低下してしまうのです。
乾燥肌対策としては、カラダの中でビタミンAになるβ-カロテンが豊富な緑黄色野菜をたっぷり食べることがとても大切です。
緑黄色野菜にプラスα
乾燥肌予防のために緑黄色野菜を食べる際、ぜひ覚えておいていただきたいのが、亜麻仁油やシソ油と一緒に食べることです。
これには、大きな利点があります。
ビタミンAは脂溶性ビタミンなので、油と一緒にいただくことで、ビタミンの吸収率がよくなります。そして、これらの油に含まれている必須脂肪酸は、皮脂膜の生成に役立ちます。
必須脂肪酸とは...
必須脂肪酸はカラダの中で合成することができないので、必ず食べ物からとる必要がある脂肪酸のことです。緑黄色野菜に亜麻仁油やシソ油のいずれかをかけていただくのは、まさに美肌にぴったりのメニュー。
しかし、油に変わりはないので、取りすぎに注意。
1日大さじ1杯、多くても2杯までで十分です。
インスタント食品による肌荒れの原因とは
現代社会の食生活は、簡易的ですぐに食べられるインスタント食品に多く頼っています。周知の方も多いと思いますが、インスタント食品ばかり食べ続けていると、確実に肌は荒れていきます。
肌荒れは疲れ顔に見えますし、年齢以上に老けて見えてしまいます。
インスタント食品を食べすぎると肌が荒れてくる理由は、なんとなく想像がつくと思いますが、どうしてそうなるのかちゃんとご存じの方は少ないのではないでしょうか。
カップラーメンが及ぼす悪影響
まず、カップラーメンなどばかり食べていると、当然、栄養不足になります。
健康な肌に必要なビタミン類やたんぱく質などが不足して、肌が荒れるのです。
そして、もうひとつが、リンのとりすぎで引き起こされる、カルシウム不足。
リンは、カルシウムに次いで体内に多い物質です。
骨や歯を形成するほか、肌の成分であるリン脂質を作るときにも必要な、大切なミネラルの一種です。
カルシウムは肉、魚、乳製品などに多く含まれ、普通の食生活を送っていれば、不足することはまずありません。しかし
問題は、過剰摂取です。
リンをとりすぎると、カルシウムの吸収や排出に悪影響を与え、カルシウムが不足しがちになります。カルシウムが不足するとかならず肌荒れが起きてきます。
リンは肉、魚、乳製品以外にも幅広い食品に含まれているのですが、特に食品添加物として加工食品やインスタント食品に多く含まれています。
改善方法は、インスタント食品はたまに食べるぶんにはOKですが、毎日のように食べないことです。できるだけ自分で食材を調理した食生活を心がけるようにしましょう。
夜遅い時間の食事が「肌荒れ」を引き起こす理由
残業続きで忙しいなと思っていたら、おもいっきり肌荒れしてた。
そんな経験は、誰にでもあるでしょう。
肌荒れの大きな原因のひとつが、夜遅い時間の食事。
食事では、何を食べるかだけではなく、いつ食べるか、ということも重要なポイントです。
夜食をとるときのタイミング
食べるタイミングには、同じものを食べても、その食品は栄養どころか「毒」にな ってしまう可能性があるからです。
人間のカラダには体内時計により理想の食事時間が決まっています。
体内時計のリズムに合わない食事を長く続けると、体内時計が狂ってしまい、胃腸をはじめ、さまざまな内臓に負担がかかってくるわけです。
その結果、胃腸の不具合が吹き出物となって肌にあらわれるということなのです。
食べてすぐ寝るは、肌のためにとてもよくない行為
食後からの就寝は危険です。
まず消化吸収の問題です。人は寝ている間、胃腸を休めるため、その動きが鈍くなるようにできています。
食べてすぐに寝ると、食べ物は胃で十分に消化されないまま腸に届くことになります。すると、腸は栄養をしっかり吸収できなくなってしまいます。
たんぱく質やビタミン類が豊富な食品を食べたとしても、寝る前に食べると栄養が吸収されにくいのです。
「肌は夜作られる」は、本当。
成長ホルモンと関係していますが、肌細胞を作るために欠かせない成長ホルモンは、眠りについた約1時間後に、 もっとも多く分泌されることがわかっています。
しかし、この成長ホルモンは、しっかり熟睡していないと出てきません。
夜寝る前に食事をすると胃腸が完全に休めないため、質のよい眠りにはならず、成長ホルモンも出ません。結果、肌が荒れていく・・・というわけです。
美肌を保つためには、起床後2時間以内、遅くとも4時間以内に夕食を終え、しっかり消化してから眠ることがとても大切です。就寝前の3時間はなるべく食べないようにすることが理想的です。