太りにくい食材の選び方。キレイな人はこんな食材を選んで食べている
食べるものそのものが人を成長させます。
キレイな人は何を食べて、痩せている人は何を食べているのでしょうか?
選び方ひとつで体に補える栄養は変わってきます。
ここでは、キレイにやせるには、どのような食材を選んで、どのような食べ方をしているのか、いくつかご紹介します。
目次
小麦製品を選ぶ場合
小麦粉の加工品は体を冷やしやすいといわれてます。食べるときはできるだけ体を温めるものと一緒に組み合わせることが大切です。
「そうめん」や「ひやむぎ」などは、カロリー控えめでさっぱりとしてヘルシーな感じがします。しかし、実はあまりダイエットには向かない食べ物なのです。
これらはもともとラーメンやパスタと同じ小麦粉からできているためなんです。
人の体には、自然のものを分解する酵素しかないため、原形をとどめず、よくない油と白い塩や砂糖が混ぜ込まれた小麦製品は、うまく消化と吸収することができないんです。
ラーメンやパスタ類などは効率よく熱をつくることができず、かえって体を冷えやすくなるのです。
麺は自然に近いものを選び、白く精製されたものより色の濃いものを選ぶといいでしょう。
色の濃い食べ物にはポリフェノールが含まれているため、抗酸化力も上がりダイエットには向いているのです。
麺類が食べたいのならソバを。パンならライ麦パンなど、少しでも原形の残っているものをチョイスしましょう。
また、小麦製品を食べるときには、体を温めるために温かいスープやココアを一緒にとったり、根菜や香りの強い野菜のおかずをとるなど、組み合わせの工夫をしましょう。
発酵、ネバネバ系食材は消化促進に効果的
善玉菌を増やす発酵食品と、腸内菌の活動を助けるネバネバ食品は、やせやすく、毎日食べたい食材なんです。
生ものの刺身やフルーツは苦手だという人は、 乳酸菌を豊富に含む発酵食品がオススメです。乳酸菌は腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整えてくれます。
ぬか漬け、たくあん、梅干、納豆、イカの塩辛、キムチなどは、発酵食品でありながら生ものなので、乳酸菌と酵素の両方をとることができ、毎日食べたいおすすめの食材です。
また、外食では定食を選んで納豆や漬け物を積極的に食べるようにするのも良いですね。オクラ、なめこ、メカブなどのネバネバ食品は、胃腸の働きや腸内菌の活動を助け、胃腸の働きも整えてくれるので、やせやすい体をつくるのに効果的。
とくに納豆は、発酵食品でありネバネバ食品でもあります。
ヤマイモなどほかのネバネバ食品やネギなどの薬味と組み合わせれば、さらに効果を期待できるので積極的に食ましょう。
醗酵とネバネバ食品である納豆は毎日食べる
赤身の肉を食べてキレイになる
お肉のタンパク質は筋肉をつくり代謝を上げるの効果的。赤身に含まれるL-カルニチンは脂肪を燃やすのです。
キレイな女優さんほど「焼き肉が大好き」とおっしゃるほど、お肉はキレイになるための黄金の食材。
実は、やせている人ほどお肉好きだったりします。
でも、ダイエットする人は、できるだけ肉を食べないようにしていますよね。
これはお肉を食べると太ると誤解しているからなんです。
お肉には、体脂肪を燃やすのに役立つ 「L-カルニチン」という成分が含まれています。これは、とくに赤身の肉に多く含まれており、
羊→牛→豚の順で多く含まれています。
そのうえ赤身の肉にはタンパク質やミネラルが豊富なんです。
お肉のタンパク質は筋肉になりやすく、筋肉量が増えればそのため代謝も上がるので、やせやすい体をつくるのです。
1日に食べておきたいお肉や魚などの量は、自分の片方の手のひら2倍程度といわれています。その量を必ず食べなければいけないということではなく、1週間くらいで調整すればOKです。
また、ヘルシーでダイエット向きといわれる鶏肉には、「L-カルニチン」やミネラルがあまり含まれていません。
生のお肉には消化を助ける酵素が含まれているので、 やせやすい体をつくるためにはレバ刺しやカルパッチョなどがおすすめです。
食べるときは体を温める薬味を入れて召し上がりましょう。何かと敬遠されがちなお肉ですが、種類や部位をちゃんと選んでおけば、ダイエットの味方になってくれる食材なのです。
羊→牛→豚の順に脂肪が燃えやすく、 部位は赤身がオススメ
魚は生で食べるのが理想
良質な油をとるなら生魚を。焼き魚か煮魚なら寒い所でとれる魚がオススメですよ。
肉と同様にダイエットの味方になってくれるのが魚介類。
魚にはオメガ3の「DHA(ドコサヘキサエン酸)」と「EPA(エイコサペンタエン酸)という良質な油が含まれいます。
よく耳にする「DHA」は血液をサラサラにし、「EPA」には体内のムダな脂肪を落とすし代謝をよくするなどのダイエットに役立つ働きがあるといわれています。
アジ、イワシ、サンマ、サバなどの青魚に多く含まれており、できるだけとり取り入れるようにしましょう。ただし、加熱調理してしまうとこの「DHA」「EPA」は酸化しますので、生で食べるのが理想的です。
定食屋や居酒屋へ行った際には、できるだけ刺身やカルパッチョなどを頼んで、生で食べるようにしましょう。
毎日刺身は食べられない、生魚は苦手という人の方には、焼き魚や煮魚などを食べるようにしましょう。
サケやホッケなどの寒い所でとれる魚には体を温める効果があるため、冷えの方にはおすすめです。食べるときには、大根おろしを添えると酵素がとれて消化もよくなります。
また魚以外にも、貝類もおすすめです。
貝類にはタウリンを多く含み、ミネラルも豊富なのです、こちらも生で食べるのが理想的です。
生の魚を食べるなら外食がチャンス!刺身やカルパッチョなど
野菜は生と温のコンビがおすすめ
生野菜は体を冷やしやすく、温野菜は生の栄養が少ないです。
両方を食べることでそれぞれの短所を補うことができます。
野菜が体にいいのは皆さんもすでにご存知だと思いますが、確かに野菜はダイエットにおいても味方となる重要な食材です。
しかし、ただ食べていたのではその効果を最大限に利用することはできません。
水溶性のビタミンや酵素が含まれるレタスやトマトですが、体を冷やしてしまいます。ニンジンやジャガイモなどの「温野菜」は加熱により栄養は失われていますが、体を温めてくれます。
野菜は「生野菜」と「温野菜」の両方をとることが大切です。
野菜に欠かせないドレッシングですが、サラダに直接かけるドレッシングには、オイルが含まれています。あまり知られていないと思いますが、これは体を冷やす生野菜にオイルをプラスすることで冷えにくくする効果があります。
しかし、ついカロリーを気にしてノンオイルドレッシングを使ってしまいがちですが、それでは体が温まらないので、ノンオイルドレッシングに、さらに良質なオメガ3を含むシソ油やクルミなどをプラスして食べるのがおすすめです。
また、根菜類は、腹もちがいいうえに体も温めてくれるので積極的に食べてもいいでしょう。また、旬のものは味がよく栄養素も豊富です。
豆製品はキレイにやせられる
先ほどの発酵、ネバネバ系食材の補足ですが、ただやせるだけでは意味がないでよね。より美しくやせたいと思うなら、豆製品をお肉や魚と一緒に食べるようにしましょう。
やせるなら美しくやせたいもの。
たとえやせても、ボロボロのカッサカサでは悲し過ぎます。
どうせなら美しく健康的にやせるのが理想です。
そこで豆製品にお肉、お魚をプラスしたメニューを食べましょう。
豆製品は植物性タンパク質を豊富に含み、お肉や魚と一緒に食べることで、脂肪が燃えやすくなるといわれています。
そのうえ、豆に含まれる大豆イソフラボンは、女性ホルモンを整えるので、美しくキレイにやせやせたい人のぴったりの食材なんです。
活性酸素の害を抑え、アンチエイジング効果も期待できるので、女性だけでなく男性の方にもおすすめです。夏場は枝豆や冷や奴、冬場なら豆乳鍋や湯豆腐など、 積極的に食べましょう。外食ならぜひ注文しておきましょう。
牛乳の代わりに豆乳をコーヒーやシチューに加えれば手軽に大豆の栄養がとれます。
また、好き嫌いの分かれる納豆ですが、ネバネバの発酵食品でさらに原形食品なので、できるだけ食べることをおすすめします。
1日1回豆製品を食べることをおすすめ
炭水化物は選んでしっかり食べる
炭水化物は太ると思って主食を抜いている人もいるかとおもいますが、逆にごはんはオススメなんです。
炭水化物をまったくとらなければ、脳を動かす糖の供給が少なくなり日常生活に様々な支障をきたします。学生のころ、授業に集中できない、居眠りをくりかえすという経験があると思います。その人のほとんどが、朝食を抜いてきているからなのです。
日本人が昔から主食としてきたお米は、脂肪分や塩分ゼロで消化しやすく、栄養の吸収もいいので、炭水化物の中でもいちばんダイエットに向いているのです。
外食時にごはんとパンを選ぶ機会があれば、ぜひごはんを注文しましょう。できるだけ主食はお米を選ぶことをおすすめします。
白米に慣れてきたら、より原形に近い玄米や雑穀米なども良いかと思います。
パンや麺を食べたいときは、我慢せずに食べても大丈夫。しかし、パンや麺は小麦製品なので、体を冷やしやすい食品です。
パンなら全粒粉やライ麦、麺ならソバを選んで、温まるおかずやスープ類を一緒にとるようにしましょう。
ダイエットに向いている主食は、ごはん!覚えておきましょう
まとめ
キレイをつくるのは、日々の食生活からです。大切なのは、栄養のバランスです。
栄養バランスをとって規則正しく食べることは、肌にも良いし、太りにくくなります。
正しい食生活を習慣化して、ダイエットに励んでいきましょう!