酵素を味方につける!注目のファイトケミカルで効果を実感!
「体内酵素」は、体にいろいろなよい変化をもたらすので、ぜひその働きを実感していただきたいものです。前回、腸内環境を整える7つの習慣という記事をご紹介しました。
今回はその『体内酵素』についてお得な情報と、体が錆びるという少し怖い活性酸素をご紹介します。
目次
酵素はなにげなく摂取しては意味がない
食べ物を十分に消化・吸収するためには、大量の消化酵素が必要なのですが、病気や老化を遠ざけるには、積極的に食べたほうがいい食品と、控えたほうがいい食品があります。
というのも、食物に含まれている酵素は熱に弱く、48〜115℃の熱で死んでしまうからです。
植物食には私たちの体に有用な成分が豊富に含まれていますが、それでは、効率的に摂ることができません。
注目されているファイトケミカル
酵素以外にもいま注目の抗酸化力のファイトケミカルが期待されており、食物繊維、ビタミンやミネラルなどの補酵素(酵素の役割を助ける作用)が互いに作用し合うことでで、相乗効果を発揮します。
ファイトケミカルは、予防医学の分野で大きく注目されており、植物の香り・味・色素などの成分です。
代表的なのはワインに含まれるポリフェノールなどがあります。
また、緑茶に含まれるカテキン、大豆に含まれるフラボノイド、ニンジンやカボチャなどに含まれるカロテン類などがございます。
注目したいのが、ガン細胞の増殖阻止、免疫力の向上、老化防止・若返りなど、どれも私たちが元気で長生きするために必要なものばかりです。
私たちの体内で有効にはたらいてくれる成分をもつ、こうした食物を積極的に選び、その効用をできるだけ活かせる調理法、食べ方で食べることが大切です。
「体がサビる」とはどういうこと?
『体がサビる』という言葉を聞いたことがありますか?
錆びるとは、一体とどういうことなのでしょうか?
たとえば、りんごでも米でも、皮をむいたら食物は酸化してしまいますよね。
酸化とはつまり錆びること、なので、サビたものを食べれば、当然体の中がサビてきます。
実はこの酸化現象は、老化やガン、生活習慣病に直接つながるおそろしいことなんです。
どうしてサビてしまうのか?
酸化した食材を多く摂取することで活性酸素という物質がでてきます。
その活性酸素が過剰になると、細胞や組織を酸化して徐々に体をサビさせてしまいます。それがサビる原因です。
特に、活性酸素発生の原因として最近問題になっているのが、過酸化脂質・トランス脂肪酸です。
トランス脂肪酸とは
穀物、種子、ナッツ、果物、野菜、魚など、自然の素材に含まれる油脂類は、むしろ積極的に摂るべき成分であることはご説明しました。
一方、化学的に溶解、抽出した油(ショートニングやマーガリンなど)を使った食材は、トランス脂肪酸という成分に変化してしまいます。
この油が心臓血管など、体のすべての器官に有害となります。
トランス脂肪酸が豊富に使用されている食材
マヨネーズ、サラダドレッシング、マーガリン、生クリーム、インスタントラーメン、てんぷら、揚げ物、ポテトチップス、植物油使用のお菓子、古くなった干肉や干魚、市販の牛乳(注意:均等化・消毒したもの)などが、過酸化脂質・トランス脂肪酸を含みやすい食品として有名です。
日本国内で使用されている食品添加物は、おおよそ指定(合成)添加物360種類、(天然)添加物が450種類の、計810種類です。この数は世界一!
アメリカでは140種類、イギリスにいたっては14種類に抑えられているにもかかわらず、日本はダントツ!他にも、活性酸素を発生する要因の代表的なものとしては、ストレス、電磁波、紫外線、薬品、アルコール、タバコなどがあります。
こちらの記事でもトランス脂肪酸について触れていますので、気になる方は読んでみてください。
活性酸素が過剰発生するタイミング
活性酸素は、呼吸や食事、歩く、睡眠中など無意識に発生しています。
つまり生きている限り活性酸素と縁はきれないのです。そして特に大量に発生するタイミングがあります。
もし当てはまる項目があれば、注意したほうが良さそうです。
現代人で、活性酸素が増えないという人はいないと言われるほど、不況やストレス社会となっています。特に身近な項目を赤く記しました。
できるだけストレスや環境汚染、添加物を控えるなど、生活習慣をチェックしたほうが良いかもしれません。