植物性タンパク質で低脂肪かつ低カロリーな健康を手にいれる
揚げ物、炒め物をたっぷり使う料理は、太りそうだし、からだに悪いと我慢している人は多いですよね。私も、あのジュワっという揚げたてのフライの音を聞くだけでヨダレが垂れちゃいます。
【油】には植物性と動物性があり、最近では植物性油を多く使っている人もいます。
植物性と聞いたらなんだかヘルシーなイメージかもしれませんが、実際に調べたところ、間違った捉え方をしている人が多いことがわかりました。
目次
植物性=ヘルシーなのか?
植物性のすべてが健康に良いというわけではなく、どちらもバランスよくとることが理想的なのです。では具体的に、油というものがほんとうに体に悪いのかを調べてみたので、ぜひ読んでみてください。
1日に食べる脂質の量
日本人が1日に食べる脂質は平均で58gだと言われています。では実際に平均的な食事から、普段食べている脂質の量を調べてみることにしました。
サラリーマンAさんの場合
- 朝食は【納豆】【ご飯】【味噌汁】【ベーコンエッグ】
- 昼食は【ヒレカツ定食】【メダイの照り焼き】
- 夜は会社帰りに居酒屋で【鶏のつくね焼き】【げそ揚げ】【生ビール】【刺身】
合計して81.5g
専業主婦Bさんの場合
合計して63.4g
結果
日本人の一般的な食生活でも、かなり多くの油を摂取していることが、実際にわかりますね。厚生省が算定している油の所要量は、1日に50〜60gが目標だそうです。
つまり、一般の家庭でも普通に油を摂りすぎているということになりますね。。
この基準を上回らないようにやっていくのは少し難しそうな気もしますよね。ごく普通の食事でも油の量が目標値を上回ってしまうのですから、ケーキやアイスクリーム、間食にファストフードなんて、とんでもありません!
ノンオイル、脂肪分カットなど、ダイエット食品の多くは、脂質が少ないことを謳っています。では、油っこいものは本当に太りやすいのでしょうか?
【おすすめ】コレステロール上昇の仕組みについて詳しく解説
油だけを食べても太りません
少し難しい話になっちゃうますが、砂糖や米、パンなどの糖質は、膵臓から出るインシュリンという働きで体に取り込まれます。このインシュリンはケーキのようなもので、【糖質】と【脂質】を含むものを食べると糖質だけでなく、脂質も一緒に取り込まれるため、太る原因になるそうです。
しかし!脂質の塊、バターを食べてもインシュリンはすぐには出なく、体脂肪が増えることはないんです。
つまり、油だけが肥満の犯人ではないということなんですね!目からうろこ。
植物性油と動物性油について
コレステロールを増やす犯人は【油】だと思っている方も多いのではないでしょうか。
ところが、【リノール酸】を含む植物性油にはそのコレステロール値を下げる働きがあるということがわかっています。コレステロールには、善玉と呼ばれるHDLと、悪玉と呼ばれるLDLがあります。リノール酸は、この善玉も減らしてしまうというちょっと残念な結果がでているんですね。
要は、悪い菌も良い菌も一緒に消しちゃいますってことなんです。悪いとこだけ良いのに〜。
とある人が『リノール酸油の過信は逆効果』と言われているように、植物性、動物性それぞれに異なる働きがあります。「植物性=ヘルシー」と思い込まず、バランスよく食べることが大切なのですね。
植物性食品が注目されているのはなぜ?
肥満は体形の変化だけでなく、生活習慣病などになるため、軽視できない問題です。そのために、野菜や穀類などの植物のパワーを積極的に取り入れ、低脂肪かつ低カロリーな健康を考えた食事が一番良いのです。
一日に摂取するタンパク質の内、動物性タンパク質と植物性タンパク質を偏りなく、バランスよく摂ることが良いと考えられています。
そこでおすすめなのが植物性タンパク質食品。
一度の量でしっかり食べることができ、満足感を得られるので減量中の方でも食事を楽しみやすいかと思います。植物性タンパク質を含む食品は水溶性ビタミンも多く含んでいるため、体を動かす人にはもってこいの食品です!
植物性タンパク質を含む食品
豆類
- 大豆・乾
- 豆腐・木綿
- 納豆・糸引き
- えんどう豆
- そら豆
大豆にはガン予防、抗酸化作用、またコレステロールなど血中脂質の低下が期待できると言われています。
野菜類
枝豆は大豆なので豆と野菜の両方の栄養的特徴を持った栄養価が高い野菜と言えます。 タンパク質、ビタミンB1、カリウム、食物繊維、鉄分などを豊富に含んでいます。
殻類
果実類
まとめ
今回は植物性油と植物性タンパク質についてご紹介しました。
「植物性=ヘルシー」という固定概念はあまりよくないかもしれませんね。
植物性、動物性をうまくバランスよく取り入れ健康的なダイエットを心がけることが最初の一歩だと思います。最後まで読んでくれてありがとうございます。