食べてこそ効果発揮!【梅干】胃もたれ解消!
すっぱさが決め手!梅干は漢方薬
梅は今から1500年ほど前に中国から漢方薬として日本に伝えられたと言われます。
燻製にされた真っ黒な梅干(乾燥梅干し)は中国では鳴梅(うばい!ウメー!)という名の胃腸薬だったんです!実はこの鳴梅が日本名【ウメ】の語源なんです。
頭痛を和らげるのはとても有名な話
昔ながらの民間療法として梅干をこめかみに貼ることで頭痛が治ると言われています。
梅干を貼った周囲の体温が上昇することで、梅干を貼った部分の血行が良くなるんだとか。一般的な頭痛の原因のほとんが筋肉のコリで、血行が悪くなり痛くなるんですが、梅干しの酸がちょうど指圧マッサージと同じ効果を発揮し、血行を良くしてくれるんです。すごいですよね!
民間療法で梅干を貼るこめかみは、側頭筋につながるツボ。
頭痛は頭の筋肉の痛みなので、ここを刺激して血行を良くしてあげる方法は理にかなっている言えますね!
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奥深い梅干と唾液の関係
梅干を見ると口の中がジュワッと出てくる唾液。想像しただけでも唾液が出てしまいますよね。さらに口に含むと、唾液がたっぷりでてきますが、なぜこんなにも唾液がでるんだろうと思ったことはありませんか?
さまざまな食品を食べた時に分泌される唾液の量がどれくらいかと調べてみると、ご飯や味噌汁とかケーキなどは平均5ccなんですが、梅干は3倍の17cc!量だけではなく、唾液の成分も違い、梅干を見たり、食べたときに出る唾液は酸を中和する重炭酸塩が多く含まれているんだそうです。以下引用。
重炭酸塩は、消化を促したり空腹時の胃酸を補充したり、胃の内容物の排出を早めたりすると一般的に言われています。また、慢性胃炎や胃酸過多・胃液が少ない人・便秘等の人にとって体調改善につながるとも言われています。
飲むなら…重炭酸塩入りがイイ?「炭酸」が美容賢者に愛される理由
殺菌能力が半端ない!【梅干】で食中毒予防
梅干を食べると食あたりになりにくいという結果がでるほど、梅干は食中毒菌の増殖を制御する働きがあることが明らかになっています。
梅干し(クエン酸)の殺菌効果は十二指腸で分泌される胆汁酸とペアになったとき、その殺菌力を発揮することがわかっています。食あたりが心配なときは、食事と一緒に梅干をつまんでおくと良いでしょう。
また、食後のおやつに【乾燥梅干し】も効果的!
イワシの梅煮や梅和えなど、梅干を調理に使うと菌の増殖を抑える効果がありますよ!お試しあれ!
胃に優しい梅干しは食欲増進と消化促進!
「二日酔いにお茶と梅干し」というように、梅干しは胃腸の調子を整える働きがあります。胃の調子が悪いと胃液が正常に分泌されなく、食欲がない、胃がもたれるといった症状が起きてしまいます。ここで梅干しを食べると食べないの違いで、胃の酸性度の違いがはっきりしていることをお伝えしますね!
梅干しを食べなかった人では、通常、胃の酸性度が低くなり、もとに戻るのに40分もかかっているのに対し、梅干しを一緒に食べた人では酸性度が20分でもとに戻るんです!
これは梅干しが胃の分泌を促すためだということなんです!食欲のないときや胃がもたれるときに、梅干しを食べると消化促進につながるということなんですね。
おわりに
健康な胃は殺菌作用がある胃液を分泌して、食中毒はおこりにくいですが、体調を崩して胃酸の働きが弱ってしまった時は、ぜひ梅干しを食べることをおすすめします!
食べることによりクエン酸の強殺菌力で発症を予防できるんですから!