健然ブログ

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コラーゲンを食べても肌のためにはならない!適切なコラーゲンのとりかたとは

コラーゲンを食べても肌のコラーゲンになるとは限らない。適切なコラーゲンのとりかたは?

人間の皮膚は大きく分けて『表皮』『真皮』『皮下組織』の3つに分かれています。

その中心である真皮の約7割がコラーゲンといわれています。

真皮でコラーゲンがどんどん作られていると、肌は若々しくて弾力がありますが、加齢とともにコラーゲンが不足してくると、肌のハリがなくなり、シワが増え、老けて見えてしまうのです。

コラーゲンそのものを入れた「コラーゲン鍋」なるものが流行ったり、手羽先や魚の煮こごりなどをたくさん食べる人が増えました。

しかしコラーゲンを食べても、劇的な美肌効果はないのです。

食べ物としてカラダの中に入ったコラーゲンは、消化の過程でアミノ酸に分解されてしまいます。コラーゲンそのものをたくさん摂取しても、美肌の観点からは大きな違いはないといわれています。

適切なコラーゲンをとるためには?シワを予防する食材とは?

おすすめな食材などをご紹介いたします。

最近になって、コラーゲンを食べることで美肌効果が期待できることをうかがわせる論文がいくつか発表されてきました。しかし、まだまだそれが人間の肌に確かな効果があると言えるところまではいっていません。

コラーゲンを作る材料となるおすすめ食材とは

コラーゲンを作る材料となるおすすめ食材とは

肌は、加齢とともにどうしても弾力を失って、シワができたり、たるんだりしてくるもの。こうした肌の老化とコラーゲンの関係を、少しご説明いたします。

顔にしっかり刻まれてしまったシワの主な原因は、紫外線を浴びることによってできた活性酸素によるものです。活性酸素が真皮のコラーゲンを傷つけ、その部分がへこんでシワになっていきます。

活性酸素によってコラーゲンが傷ついても、その後、コラ ーゲンの再生が肌の中でうまく行われれば、シワが刻まれることはありません。

食事でビタミンCと鉄分をたっぷりとる

食事でビタミンCと鉄分をたっぷりとる

シワを作らないためには、紫外線防止はもちろん、食事でコラーゲンの材料となる栄養をたっぷりとることが大切です。

だからといって、コラーゲンそのものを食べても、それがそのまま肌のコラーゲンになるわけではないということお伝えしました。

コラーゲンを作るためには、アミノ酸だけではなく、ビタミンCと鉄分も重要になってきます。

つまり、コラーゲンの生成を促すためには、肉、魚、卵、大 豆、大豆製品、牛乳、乳製品、ブロッコリーや赤ピーマン、イチゴやグレープフルーツなどを、毎日よく食べると良いのです。

POINT

コラーゲンそのものは消化吸収が悪いため、胃腸の弱い人や、健康な人でも胃の調子が悪いときには、しっかり消化されません。

肌のコラーゲンを作るためには、胃腸の調子を整えて消化吸収力を高めることが大切です。

肌のたるみには、レバニラ炒めで対処する

肌のたるみには、レバニラ炒めで対抗する

肌が老けて見える要因といえば『シミ』『シワ』『たるみ』。 

シミはメラニン色素の沈着、 シワはコラーゲンの損傷が原因ですが、それではたるみの原因はなんだと思いますか? 

コラーゲンの線維を支える役目を果たしているのが、エラスチンという繊維です。

エラスチンは弾性線維と呼ばれるもので、ばねのような弾力を持っています。

肌のたるみの原因

エラスチンが、活性酸素の影響で傷ついたり、年齢とともに少なくなってくると、コラーゲン線維を支えきれなくなって、だらんと垂れてくるのです。

これが肌のたるみです。 

エラスチンの原料はたんぱく質ですから、たるみを防ぎ、ハリのある肌を保つためには、たんぱく質の補給は欠かせません。

たんぱく質を十分とることと、線維芽細胞が分裂して正常に分化していくためには、亜鉛とビタミンAが必要になります。

エラスチンを肌でしっかり作っていくためには、その材料であるたんぱく質』と『亜鉛』『ビタミンA』を補給すればいいのです。

POINT

おすすめな食材は、卵、牛乳、ウナギ、アナゴ、ギンダラ、レバーなど。とくにおすすめが、 レバニラ炒めです。

レバニラ炒めはビタミンAの補給に最適なメニューのひとつです。

また、ビタミンAの補給には、ニンジンがおすすめ。

ニンジンはカロテンが豊富なので、付け合わせやサラダ、煮物などにして、積極的に食べるといいです。

コラーゲンを食べても脂肪に弾力がつく

コラーゲンを食べても脂肪に弾力がつく

コラーゲンは皮膚に弾力がつくと、毎食のようにコラー ゲンが豊富な食材ばかりを選んで食べる方もいます。鶏手羽、豚足、砂肝、牛スジが人気です。

これらの食材を見て、お気づきかと思いますが、みんな、お酒のつまみにぴ ったりな食材ですよね。

問題なのは、脂質やコレステロールが多く、カロリーが高い食材ばかりだということ。 こうした食材を毎日食べていると、確実に太ってしまいます。

皮膚に弾力がつくどころか、脂肪に弾力がつくだけになってしまいます。

しかも、コレステロール飽和脂肪酸のとりすぎにつながるので、LDLコレステロールなどの数値も上がってしまいます。

結果的に、動脈硬化や心臓病を引き起こす原因にもなりかねません。

お酒のつまみになるもの

手羽、砂肝、牛スジなどは、居酒屋などでも定番のメニューで、スーパーやコンビニにも売っています。

濃い目の味つけが多いので、困ったことにお酒もすすんでしまうでしょう。

その点からも、カロリー過多になる可能性があります。

POINT

コラーゲンたっぷりと信じて、ビール片手にこうした食材をせっせと食べていると、脂肪に弾力がついてしまいますので、食べすぎには十分注意してください。

まとめ

シワを作らないためには、紫外線防止、食事でコラーゲンの材料となる栄養をとることが大切です。肉、魚、卵、大 豆、大豆製品、牛乳、乳製品、ブロッコリーや赤ピーマン、イチゴやグレープフルーツなどがおすすめです。

また肌のたるみにはレバニラ炒めとニンジンがおすすめです。

毎日のメニューにぜひ取り入れてみてください。